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たゆたふやうに…童話の裏庭

児童文学を書いています♪ このブログではさもない日常のこと、たまに創作周辺のお知らせなどをいれています。


栞の講評会にて

  1. 2013/02/26(火) 10:48:00|
  2. 創作の周辺と活動
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先日、私たちの同人会「栞」に素晴らしいお客様がきてくださいました。

児童書・絵本を出版している某出版社の、Hさん。

師匠がお願いしてくださって、Hさんの講評会が実現しました。
(師匠に感謝!!)

Hさんは、とても深く、児童図書を出版する仕事に携わっていて……
児童文学者協会が主催する、文学学校の講師もやっていらっしゃる方なので、
私たちは、こんな方にお目にかかれてほんとうにラッキーでした。

だって、その方に、栞に掲載した全員分の原稿を読んでいただけたのですもの。

私のなんて「ほんと、長い作品ですよね(^_^;)」と言いつつ読んでくださって。

普通なら、読んでいただけないような方です。
その方が自分の原稿を最後まで読んでくださった、というだけで
感激しました。


さて、自分自身のことはちょっと置いておいて、全体的な講評を拝聴していて
いろいろなことを考えました。

ふだんの合評会では、決して出ないような類のお話でした。

初耳、といっていいと思います。

「レポートになってしまっている。ほんとうに言いたいことはなんのか」といったことが
ことさら印象的でした。

ふだん、私ももやもやとひっかかっていて、
でも、それがなんであるのかわからなかったこと。
その正体が、すごくよくわかりました。

私の作品は、たまたまそのご指摘は受けなかったものの
(もっと全然別のことで、大変勉強させていただきました<(_ _)>)
この「栞」全体を通じて、総括的に、言えることでした。

物語づくりは、とても上手で、ちゃんと伝わっているのです。
でも、その物語を通して、作者が言いたかったことは、何?
という部分が足りない、ということです。

そうすると、その物語を書く、というだけではダメなの?
という疑問がわきそうですが、それはダメなのだと思いました。

そこで、こういう質問もしてみました。
「エピソードを思いついてそれを描きたいという場合。
だいたいのメンバーはエピソードから入っていると思うのですが、
描きたいこと、と、そのエピソードがどちらが先で、どうやって
想いというのをのせるのでしょうか」

私の場合は、書きたいことが先に決まっていることが多いのですが、
もちろん、エピソードを思いついて、ということも当然あります。

それについては、ほんとうに、一言も聞き漏らしてはいけないような
とても貴重なお話をたくさんいただきました。

でも、いただいた言葉は我々の宝物なので、ここでは
ちょっと省かせていただいて、そこからやはり反省。

どうしてそういうことになってしまったのか……??

たぶん……自分の作品として、とことん、その作品が
どうしたら、よくなるのか、という大事な部分が抜け落ちていたからでは。

ふだん、合評でも、
当然、ああしたら、こうしたら、という指摘を受けます。
それをうのみにしてしまって、簡単にいろいろを換えてしまったり。
逆に、何を言いたいのかわからないけれど、自分はこのエピソードを書きたいのだと
固執してしまったり。

どちらもかけ離れているようで、同じことをやっている気がします。
根底にきちんと描きたいことがあれば、簡単にストーリーがころりと変わってしまうということは
ないのではないかと思うのです。
そこ変えちゃっていいの?? と思うあまり、こちらがかえって悩むこともあります。
ぎゃくに、伝わってないよ、と言っているのだから、
どうしたら伝わるのかな、って試行錯誤の努力をしてみればいいのに、とか。

要するに、今回ご指摘いただいた、「描きたいこと、テーマ」が
自分の中であやふやなので、起こることなのかな、と。
ただ、テーマといっても、どうやら難しいことでなくて、よいようです。
テーマが伝わってない場合には、それは何かが足りない、ということ。

もちろん、あらすじで語る、ということは初心者、初級者
(なんて呼び方があればですが)、そして幼児むけのもの、には
まず大切だと思います。
ただ、栞は、もう、その段階は終わっているので、
(たまに、そこに戻っちゃう作品もあって、気は抜けませんが(^_^;))
その上をちゃんと、めざしていきたいです。


そして、書き込む、ということ。
書き込むべきところ、ということ。
そして、リアリティの大切さ。
必然性を追求するということ。


どれもこれも、ほんとうに貴重なお話でした。


会はそのように、緊張感をもって、終わったのですが、
そのあとの一次会、二次会で、お酒もはいってくだけてきて、
さらに大切なお話や、自分の作品についてのこと、自分のことなどを、
かわるがわる、Hさんとお話できたかと思いました。

二次会では、こんな場所で♪

講評会のときに2


講評会のときに3


講評会のときに4

↑溶岩焼き♪ 鉄板ではなく、溶岩です。



今私の書いているものは、時間がかかります。
5、6年前からとりくんでいる、ものです。
児童文学で、時代小説の恋愛物というテーマです。

さっき、ころりと物語がかわってしまう、といいましたが、
何しろ長いので、長くなるほど、手をいれたらかわります(苦笑)
この原稿の前回のものは、かなりぶれている自覚があります。
今回は、構成から全部見直して、練り直しました。
そして、自分自身が当時よりは成長したと思っているので、
ぶれずに、積んでいきたいと思います。

がんばっていきましょう!


長文失礼しました<(_ _)>

テーマ:児童文学 - ジャンル:学問・文化・芸術


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