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たゆたふやうに…童話の裏庭

児童文学を書いています♪ このブログではさもない日常のこと、たまに創作周辺のお知らせなどをいれています。


きれいなもの、俗なもの

  1. 2011/02/26(土) 00:13:24|
  2. 創作の周辺と活動
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  4. | コメント:8
なんか、うまくいえないのだけれど……
何かを書いているときって、
書いているものの内容によって、
頭を切り替えられるほど、器用にはできてないので、
なるべく、俗っぽいものや、考え方にふれないように
ふれないように、中庸を保つようにものすごく気をつけている。

んだけど、
やっぱり、日常を生活しているのだから、
何かしら、そういうものを見たりする。

人のうわさ話や、子どもの非行のような話を見ながら
「みのちゃんには あこがれがありました」
なんて、文章は書けない……。

あるいは、お金のこととか、なんかずるいよね、とか
そんなふうに思うことにふれてしまうと、
どうしても、「純粋に 歌いたい と思うだけ」なんて
女の子の気持ちを、ひろってあげられなくなる。

でも、だからといって、ふだんから目をつぶっているわけでは
当然ないのだけれど……。

それに対して、心が動かないように気をつけていて、
動かすべき部分はそっちじゃない、のだけれど、
どうしてもひきずられるのが、どうしたらいいのかなあ、と。
そういうものにくらべると、
私たちが作っている世界の中身なんて、
絵空事で、きれいなだけで、存在さえしていないもの。
そのなかで、だれかが、お友だちとけんかをしました、
なんて書いても、
現実の重さの前に、なんの意味もないんじゃないか、
って
思ってしまう。

そして、そう思うことは、
児童文学界の末席にいる自分にとっては致命的にちがいない。

でも、
私は、その絵空事のような、ファンタジーの世界のなかに
ほんのちょっぴりの現実を写しこむ何か、
その一滴が加えられれば、よいのだと、
思いたいし、
その一滴のエッセンスがあれば、残りは、きれいなだけのもので、よいのだ、たぶん。

だから、いまは、なるべく
きれいな時間の流れを 作っておきたい。
現実逃避、と思われても、かまわないから。



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テーマ:創造と表現 - ジャンル:学問・文化・芸術


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